たこ焼きの主役!食用のタコの種類は?

2019.08.10

みなさんこんにちは^^!

タコは八腕形上目のタコ目に分類される軟体動物です。
頭のように見える丸い部分はタコの胴体にあたる部分で、
中には内臓などの器官が収まっています。
実際の頭は目や口器のある部分であるため、
頭から直接足が生えていることになり、
これらの仲間を頭足類といいます。

タコは日本では人気の食材ですが、
食用としている国は少なくメキシコ、イタリア、ギリシャ、スペインなど、
一部の地域で食されているのみです。
また、タコを食用としない西欧などの地域では「デビルフィッシュ(悪魔の魚)」と呼ばれています。

タコ類としては世界中で約250種類が知られており、
日本近海では約60種類が確認されています。
その中でも食用とされるのは5~10種類程で、
日本ではマダコ、ミズダコ、イイダコがよく利用されます。

・マダコ
タコ類の中でも最も一般的で、本州以南の地方でタコといえばマダコをさすほどよく知られています。
全長60cmの世界各地でみられる種で、日本では東北地方以南の沿岸地域で水揚げされます。
中でも瀬戸内海の明石沖で獲れるものはアカシダコと呼ばれます。
国内での漁獲量は以前に比べ格段に減っており、
市場に出回っているものの多くは、アフリカ北西海岸などで獲れた外国産です。旬は夏です。

・ミズダコ
全長3m、体重20kgにも達する世界最大のタコで、水深200m以浅の砂礫底や岩礁域に生息してします。
日本では東北地方北部から北海道、千島列島に、
またアリューシャン列島を経て北アメリカの西海岸まで広く分布しています。
身がやわらかく、水っぽいことからミズダコと名付けられました。
味はマダコに比べると劣るため、多くは加工用として利用されます。旬は初夏です。

・イイダコ
全長20cm程度の小さなタコで、煮物などにして丸ごと食べられます。
主な産地は日本周辺から朝鮮半島、東シナ海の浅海で、全身は小イボで被われています。
卵は冬から早春に熟し、その米粒状の卵が体内に詰まっている様子から「飯蛸」と名付けられました。旬は冬から春です。

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