半夏生にタコを食べるのは?
2019.06.18
みなさんこんにちは^^!
すでに梅雨を迎えている地域もあれば、
これから迎える地域もありますが、
梅雨が明けるといよいよ本格的な夏の到来となります。
そんな夏を目の前にした梅雨の終わり頃を「半夏生」と呼びます。
また、この時期にとれる野菜は毒草を含んでいるといわれ、
半夏生は農家の人々がひと休みをする目安にもされてきました。
そんな半夏生を迎えると農家の人々が食べるものが「タコ」です。
農家なのにタコとは意外ですが、
タコを食べるようになった理由とはどんなものでしょうか?
主に関西を中心に伝えられてきた風習ですが、
農家の人々は半夏生を迎えると「タコ」を食べます。
田植えが終わり、ひと段落した農家の人々が神様に豊作をお願いするため、
食べ物を捧げるようになったことがきっかけといわれています。
そのときの食べ物がタコだったそうです。
農家でありながら海の生物であるタコを神様に捧げるというのも意外ですが、
いったいなぜタコだったのでしょうか?
タコはその姿から縁起物とされていました。
「多幸」という語呂合わせもおめでたいですし、
足が8本ということで末広がりの「八」を連想させます。
半夏生にタコを食べる風習は、主に関西地方で行われていますが、
さらにタコの足にたくさんある吸盤のように、
稲もたくさん実りますように……という願いも込められていたといいます。