たこの旬はいつ?
2019.05.06
みなさんこんにちは^^!
刺し身・寿司からたこ焼きまで様々な料理に使われるタコ。
地域によって食べられるタコの種類は違いますが、
和食・日本の食卓でもお馴染みの食材です。
関西地方では半夏生(7月2日頃)にタコを食べる習慣があり、
7月2日は日本記念日協会によって「タコの日」にも認定されています。
半夏生にタコを食べる風習の始まりは、
「タコの吸盤のように農作物がしっかりと根付きますように」
という願掛けとされていますが、
6~7月に獲れる身の柔らかなタコが美味しく、
農作業で疲れた身体に体力をつけるためでもあったのだとか。
お隣の韓国でもタコの踊り食い“サンナクチ”が知られており、
女性であれば美容・男性であれば強壮食としてタコが親しまれています。
しかし中国ではタコ食文化は無いそうですし、
ユダヤ教徒にとってタコを食べるのは禁忌。
イギリスほか西ヨーロッパでは「悪魔の魚(devilfish)」と呼ばれて嫌われていた存在でもあります。
といってもイタリアなど地中海沿岸国や南フランスではタコを食べる文化があったりと、
国や地域によって食べる・食べないが様々。
近年は日本食ブームの影響などもあり、
タコを食べる習慣がなかった欧米人も口にする機会は増えているそうです。
旬の時期についても関西側では身に柔らかさがある初夏~夏とされて、
関東側では身が硬くなるものの味がしっかりと濃くなる冬が旬と考える方が多くなっています。
刺身や寿司用なら夏、煮物用なら冬というのも同じ理由から。
ちなみにミズダコは5~6月頃とマダコよりもやや早い時期が旬で、
イイダコは12~3月が旬です。