たこ焼きの前身、ちょぼ焼きとラヂオ焼きって?
2018.11.28
みなさんこんにちは^^!
ちょぼ焼きとは大正時代に生まれた料理です。
小麦粉を水で溶いたものに、
紅ショウガやこんにゃくやジャコエビなどをいれて、
丸く焼いたものをいいます。
これはソースやしょうゆなどをかけて食べていました。
明石焼きよりも、食べ方がたこ焼きに近いですね。
ちょぼ焼きにタコをいれたら美味しそうだなと想像してしまいます。
ちょぼ焼きは主に祭りや縁日で売られることが多かったようです。
また子ども向けのおやつとして家庭でも作られていました。
明石焼きに続いてちょぼ焼きもたこ焼きのモデルであるといわれています。
ちなみに「ちょぼ」とは「少し」という意味合いです。
小さめで焼き上げる粉もんだから、
このような呼び名となった事は分かりやすいですね。
ちょぼ焼きが生まれた少しあとの大正時代、
ラヂオ焼きが誕生します。
ラヂオ焼きとはダシでといた小麦粉に、
スジ肉やこんにゃくをいれて丸く焼いたものをいいます。
ちょぼ焼きと比べてサイズが大きめです。
なぜラヂオ焼きというのかというと、
明治から大正時代にかけてのハイカラの象徴であった、
ラジオが由来であるといわれています。
この食べ物は当時ハイカラと言う認識だったという事なのでしょう。
昭和10年、ラヂオ焼きの店である、
「会津屋」の店主がお客さんの声を取り入れ、
ラヂオ焼きにタコを入れるようになりました。
これが現在のたこ焼きです。