たこ焼きの元祖、ラジオ焼きって?
2018.04.08
みなさんこんにちは^^!
みなさんはたこ焼きの発祥起源をご存知でしょうか?
昭和初期、地方から「東洋一の工業地帯」「東洋のマンチェスター」大阪に、
工場労働者が集まってきた頃、
「ちょぼ焼」「ラジオ焼」という食べ物の屋台がたくさん出ていました。
それは水で溶いた小麦粉を、
丸くて小さいくぼみが並んだ型に流して、
刻んだコンニャク・ネギ・天かす・紅しょうが等を入れて、
型どおり長方形に焼き、
醤油をつけて(あるいは醤油も入れて焼き)食べるものでした。
屋台によっては「ラジオ焼」という名前でも売られており、
球形の場合もありました。
特においしいわけでもなく、
どちらかというと子供向けでした。
1933(昭和8)年、
福島県から大阪に出てきた遠藤留吉夫妻が、
「ラジオ焼」の屋台を始め、
その後、醤油で味付けした牛肉を小さく切って入れて、
売り出したところ大人の客が増えてきました。
1935(昭和10)年10月、
お客さんの一人から「蛸を入れる」というヒントをもらって、
肉の替わりに小さく切った蛸をいれ、
醤油風味のだしで味付けしました。
1936(昭和11)年から、
赤いのれんに白く「たこ焼」と染め抜いて売り出し、
疎開するまで屋台でたこ焼を売っていました。
戦後、遠藤氏は大阪市天下茶屋に「会津屋」の店舗を開いて、
いよいよ本格的に「たこ焼」を売るようになりました。
もともとのたこ焼は「醤油味」で、
現在も「たこ焼きの元祖 本家会津屋」として、
それを主軸商品に据え、
また2005(平成17)年には70年ぶりに「ラヂオ焼」を復活させています。
今度たこ焼きを食べる時は、
たこ焼きの歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?