たこ焼きにふさわしい、美味しいタコの選び方は?
2019.08.12
みなさんこんにちは^^!
タコは日本では古くから食されており、
弥生時代の遺跡からはタコ壺形の土器が出土しています。
平安時代の「延喜式」にはタコの干物やイイダコの熟鮨(ナレズシ)の名があり、
タコ料理についての記録が残されています。
また江戸時代の料理書『料理物語』(1643年)には、
桜煎、駿河煮、なます、かまぼこといったタコ料理が記載されており、
江戸時代中期には一般的な武士の食事にもタコが出されていたといわれています。
日本では世界で水揚げされる3分の2にあたる、
年間約16万tのタコを消費しています。
しかし日本での年間の漁獲量は約4万t程度のため、
外国産のものが多く出回っており、中でもモーリタニア、
モロッコなどのアフリカ北西部からの輸入が過半数を占めています。
日本での水揚げ量は北海道が最も多く、
次いで兵庫県、香川県となります。
生のタコは吸盤の吸いつきがよく、弾力のあるものを選びます。
新鮮なものにはそばかすのような斑点があります。
ゆでダコはきれいな小豆色で、弾力とつやのある皮がしっかりしたものを選びます。
表面に粘りがあるものや、皮がはがれているものは避けましょう。
保存する際は塩でぬめりをとったあとに柔らかく茹で、
冷ましてからラップなどに包んで冷蔵庫で保存します。
タコは食べ過ぎるとかゆみが出ることがあるため、過敏体質の場合は注意が必要です。
腐敗したものは腸炎ビブリオなどによる食中毒を引き起こすことがあるので、
新鮮なうちに食べるようにします。
また、消化率は高いですが、消化に時間がかかるため、
胃の弱い人や、胃の調子がよくないときは食べ過ぎに注意が必要です。