たこ焼きの気になる歴史とは?
2019.01.22
みなさんこんにちは^^!
たこ焼きといえば一般的には、
小麦粉ベースの生地に大きなタコをいれて丸く焼き、
その上にソースやマヨネーズ、鰹節をかけたものをいいますよね。
これと作り方が似ていて、たこ焼きのモデルといわれている料理があります。
それが兵庫県名産の「明石焼き」です。
明石焼きは現在は玉子焼とも呼ばれています。
卵と浮粉や沈粉とよばれる粉、小麦粉、タコ、だしを混ぜて丸く焼いたものです。
たこ焼きと比べると、こちらの方がかなりフワフワした食感です。
そしてこの焼いたものをだし汁につけて食べることも、
たこ焼きとは大きく異なる部分といえるでしょう。
この明石焼きの歴史は江戸時代か明治時代から始まっているといわれています。
明石焼きからはじまり、「ちょぼ焼き」→「ラヂオ焼き」と前身を経て現在のたこ焼きになりました。
ではちょぼ焼きとラヂオ焼きとは一体どんなものでしょうか。
ちょぼ焼きとは大正時代に生まれた料理です。
小麦粉を水で溶いたものに、紅ショウガやこんにゃくやジャコエビなどをいれて、
丸く焼いたものをいいます。
これはソースやしょうゆなどをかけて食べていました。
明石焼きよりも、食べ方がたこ焼きに近づきましたね。
ちょぼ焼きは主に祭りや縁日で売られることが多かったようです。
また子ども向けのおやつとして家庭でも作られていました。
明石焼きに続いてちょぼ焼きもたこ焼きのモデルであるといわれています。
ちょぼ焼きが生まれた少しあとの大正時代、
ラヂオ焼きが誕生します。
ラヂオ焼きとはダシでといた小麦粉に、
スジ肉やこんにゃくをいれて丸く焼いたものをいいます。
ちょぼ焼きと比べてサイズが大きめです。
見た目はこれが一番たこ焼きに近いです。
昭和10年、ラヂオ焼きの店である「会津屋」の店主がお客さんの声を取り入れ、
ラヂオ焼きにタコを入れるようになりました。これが現在のたこ焼きです。