たこ焼きの起源は?
2018.12.18
みなさんこんにちは^^!
たこ焼きのルーツは、
大正時代末期の「ラヂオ焼き」です。
中身はこんにゃくや塩漬けのエンドウ豆で、
タコを入れるようになったのは昭和になってからだといいます。
さらに昭和30年ごろから濃厚ソースを塗るようになり、
舟皿につまようじで食べる現在のたこ焼きが完成します。
つまり初期のたこ焼きはソースに青ノリではなく、
だしとしょうゆの味で食べるものだったのです。
大阪では今も、ソースを塗らないたこ焼きを出す店がいくつも現存しています。
たこ焼きにタコのかけらが入るきっかけは、
ラヂオ焼きの屋台で客が発した一言だったとされます。
「明石はタコ入れとるで」。
だし汁につけるたこ焼きとして全国にも広まった明石焼きが、
大阪のご当地グルメ誕生に一役買ったといいます。
明石焼きは卵が主で、鍋(焼き器)は銅板製。
たこ焼きはメリケン粉(小麦粉)が主で、
鋳物の焼き器を使います。
鍋に持ち手が付いているのもたこ焼きと違う。
焼き上がったらすしげたに似た通称「揚(あ)げ板」をひっくり返して乗せ、
鍋ごと裏返してから出すためです。
似ているようで違うたこ焼きと明石焼き。
最大の共通項はだしへのこだわりなのでしょう。
いずれも小腹を満たす気軽な食べ物ですが、
その点は関西の食文化の正統に連なるといえそうです。