たこ焼きに欠かせない天かす!揚げ玉との違いは?
2018.12.02
みなさんこんにちは^^!
天かすは、天ぷらを揚げるとき、
衣が散って玉状に揚がった物です。
天ぷら屋さんの副産物だった天かすですが、
粉もん文化の浸透につれ、
需要が増えて天かす(あげ玉)は商品として作られる様になりました。
天ぷらは、日本を代表する料理であり、日本の食文化です。
そして粉もん文化も、
近年、日本を代表する食文化の仲間入りを果たしたと言ってよいでしょう。
日本古来の食文化と近代の食文化をつないでいるのが「天かす(あげ玉)」です。
決して表に現れない脇役的な食材ですが、
日本の食文化発展の重要な役割を演じています。
2003年度にNHK放送文化研究所が行った調査では、
天かすと呼ぶ人が68%、あげ玉が29%、揚げかすが16%という分布でした。
東海地方を含む西日本では「天かす」と呼ぶ人が全国平均より多く、
関東甲信越と北海道では「あげ玉」という人が平均より多いという結果が出ています。
これを裏付けるように、関西地方出身者は「あげ玉」という呼称を用いずに「天かす」と呼び、
東京を中心とする関東地方出身者が「天かす」という呼称を用いることはほとんどないようです。
いずれにせよ、全国的には「あげ玉」も「天かす」も同じ物品をさしますが、
一説によると、食材として用いるため意図的に作ったものを「あげ玉」とし、
副産物として偶発的に作られたものを「天かす」と区別する場合もあるようです。