たこ焼きと明石焼き。その違いとは?
2017.11.18
みなさんこんにちは^^!
小麦粉を使い、カタチは丸く、タコが入っている。
「粉もん」代表選手のたこ焼きと、
兵庫県明石市の名物で、
地元では玉子焼きと呼ぶ明石焼きには共通項が多いです。
別の食べ物ではありますが、
親戚のような関係ともいえます。
たこ焼きのルーツは、
大正時代末期の「ラヂオ焼き」です。
中身はこんにゃくや、塩漬けのエンドウ豆で、
タコを入れるようになったのは、
昭和になってからだといわれています。
さらに昭和30年ごろから濃厚ソースを塗るようになり、
舟皿につまようじで食べる現在のたこ焼きが完成しました。
初期のたこ焼きはソースに青ノリではなく、
だしとしょうゆの味で食べるものでした。
大阪では今も、ソースを塗らないたこ焼きを出すお店が、
いくつも現存しています。
明石焼きは卵が主で、
鍋(焼き器)は銅板製です。
たこ焼きはメリケン粉(小麦粉)が主で、
鋳物の焼き器を使います。
ソースのあるなしは言わずもがなですね。
鍋に持ち手が付いているのもたこ焼きと違います。
焼き上がったらすしげたに似た通称「揚(あ)げ板」をひっくり返して乗せ、
鍋ごと裏返してから出すためです。
似ているようで違うたこ焼きと明石焼き。
最大の共通項はだしへのこだわりです。
いずれも小腹を満たす気軽な食べ物です。
その点は関西の食文化の正統に連なるといえますね♪
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